2007年1月23日 (火)

5年後の自分を考える

Mewdora_28 今日は、生田先生が講師をなさっているブリーフセラピーの講座に参加してきました。今回のテーマは、ズバリ、「5年後の自分を考える」。

まず、①「5年後、自分はこうなっていたい(want to)」というビジョン(事項)を書き出す事からはじめます。そして、②①で挙げた事項を達成するために、少なくとも現在~1年後にかけて何をすべきかを、各々の項目について細かく落とし込んでいくというものです。5年後の自分が100%とするなら、大体20%ぐらいの目標といったところでしょうか。

実際、僕も5年後の理想の自分考えてみました☆ あくまでも理想、いや妄想ですよ(笑)

以下、-妄想-

なぜか、とっさに頭に浮かんだのが、1)「家庭を持ちたい」ということ。これが無意識の願望というものなのでしょうか。その後、妄想は続き、子どもは2人(男の子と女の子)、年収は最低1000万以上、地下には防音設備が整った巨大なシアタールームがほしい等と結構ノリノリで書き出している自分が(笑)

他には、2)英語の他に、フランス語、スペイン語、イタリア語をマスターし、世界中を飛び回っているとか、3)論文をバリバリ書く、本の執筆(生田先生と共著)、発売と同時に即完売、ベストセラーとなり、印税生活を満喫しているとか(汗)、とにかく妄想大会で、とても楽しかったです、はい!

そして、そんな妄想事項を実現するために、1年後まで何をしていったらいいのかを考えます。

1)これは、素敵な女性に巡り合えるかということですが・・・頑張ります(笑)、2)とにかく継続した学習の積み重ねということだと思います。「継続は力なり」ですね、決意を新たに精進します。3)やはり、現在、目の前にある目標を1つ1つ確実にこなしていけば、道は開けるのではないかと。具体的には、6月の家族心理学会に向けての準備、「家族心理.com」メインスタッフとしての仕事をこなす、それと並行して積極的に実践、研究スキルの向上を目指すことを目標としています。

このように、まとめてみると、次第に最初にあげた妄想が妄想でなくなってきて、やる気が沸いてきます。

肝心なのは大きな目標をいかに小さく刻んで落とし込んでいくかということ。スモールステップで物事を捉えることが目標達成への第一歩となるのです。

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2006年12月 3日 (日)

境界例の家族療法

Bpd 昨日は、文教大学大学院 人間科学研究科付属 臨床相談研究所主催の講座「境界例の家族療法」に参加してきました。講師は、中村伸一先生。

定員50名でしたが、それ以上いるんじゃないかと思うほどの盛況ぶりで、境界例、そして家族療法への関心の高さがうかがえました。

3時間の講義という形式ながら、全く飽きさせることなく、ひきつけられる様に聴き込んでしまうほど、非常に内容が濃く、かつ面白い講座でした。

具体的には、転移-逆転移を扱うことによる混乱や家族への説明責任など境界例への個人心理療法の弊害(家族療法の発展と必要性)を述べた上で、境界例の家族特徴とその介入法を淡々と、そしてユーモアを交えながら解説なさっていました。

境界例のクライエントの主な特徴として、理想化と価値下げとの両極端を揺れ動く、不安定な対人関係様式が挙げられますが、注目すべきポイントとしては、「慢性的な空虚感」を指摘していました。つまり、この「慢性的な空虚感」を埋め合わせるための行動として、行動化を始めとする様々な症状を表しているのではないかということです。

疫学調査では、境界例は、19歳から34歳が最も出現率が多く、はじめに境界例と診断されたものの、15年後にはその75%がその診断基準を満たさないことが明らかになっています。つまり、先生の言葉をお借りすれば「生きていれば治る」わけです。逆に言えば「死なせない」こと、「死んだら元も子もないよ」と。

また、境界例の家族の特徴として、うつろいやすく、親としての安定した機能が果たせていない、世代間境界が不明瞭、「自立と依存は共存しえない」という家族神話が代々存在するなど、なかなか根が深いようです。

さらに、介入のポイントとして、決して救世主にならず、中立性を維持し、家族全員との情緒的関係性や距離を自在に調整できること、そして何よりも、家族のリソースを見つけ、引き出すことによって、家族自身が変化できるように援助することが原則になります。

加えて、中村先生曰く、「一人で抱え込まない、深刻にならない」ことが重要であるとおっしゃってました。

その言葉を聴いたとき、ある先生の言葉を思い出しました・・・

カウンセリングにおいては、「深刻になるな、真剣であれ」と。

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2006年12月 1日 (金)

ナラティヴ・セラピーを語ってみる。

Goolishian_1 ゼミの発表を終え、少し脱力気味ですが、先日、勉強した「ナラティヴ・セラピー」について語ってみようと思います。

とは言ってみたものの、ナラティヴ・セラピーは、僕にとって抽象的でまとめにくいというのが本音ですが(笑)

「病は物語のかたちで存在している。だとすれば、治療や回復といった事態もまた物語の何らかの変更として捉えることができるはず」という認識から出発したのがナラティブ・セラピー。

大まかには、「現実は社会的に構成される(他者との交流のそとに客観的な現実が存在するのではなく、 わたしたちの相互交流という共同作業によって、 現実が立ち現れてくる)という社会構成主義に基づき、カウンセラーとクライエントが共同で物語としての自己を構築していく実践」として特徴づけられるでしょう。ずばり、治療の狙いはクライエントを苦しめ支配している物語(ドミナント・ストーリー)から、別の生きやすい物語(オルタナティヴ・ストーリー)に変容させていく、つまり、「カウンセラーとの対話を通じて、うまく作用していない問題状況や物語を作用するものへと変化させることにあります。

ゆえに、カウンセラーには、「無知の姿勢」をとることが求められると。

そして、その背景には、なんといってもシステムズ・アプローチが標榜してきた「システムが問題をつくる」というパラダイムから「問題がシステムをつくる」という大きな認識論的転換があります。

何を言っているのかというと・・・

人々がある問題について話し合うことをめぐって「問題システム」が決定されるといことを主張しているわけです。

途中で思考回路がショートするところでしたが、突き詰めて考えるとこんな感じだと思います(たぶん)。やはり、説明しずらい(笑)

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2006年11月23日 (木)

技法以前その2

De_shazer 家族療法(最終的にはクライエントに対するカウンセラーの姿勢)に至ったが)について熱く議論できたことに感謝!

前回の記事、「技法以前」にて、ジョイニングと受容・共感・支持との関連性、および受容・共感・支持の重要性を東先生の記事を挙げ紹介しました。

実は、このようなテーマを記事にしたのも、「家族心理.com」スタッフ間で「ジョイニング/共感論争」が以前から繰り広げられていたからなんです(笑) 

家族療法だけではなく、カウンセリング全般について理解を深める良い機会だと思ったので書かせてもらいました。

ブログにレスは付いていないものの、記事をアップした直後に、早速反応がありまして、メール、電話での激しい場外乱闘を繰り広げておりました(笑)

本日の議論の大まかな流れ

その後、コンプリメントと共感⇒家族療法の有効性⇒カウンセリングにおける曖昧さ⇒家族療法の柔軟性⇒ユーティライズ精神⇒カウンセラーの姿勢⇒クライエントのニーズ

というプロセスを経て、両者ドローで試合終了となりました(たぶん)。

これだけ書かれても何のことやら、わけが分からないとは思いますが、最終的に「クライエントのニーズに応えるために僕らがすべきことは何か」という前向きな議論ができたことは、僕にとって非常に勉強になりましたね!

少々、荒っぽいアプローチではありましたが、熱く語れたことを幸せに思っています。

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2006年11月21日 (火)

技法以前

Kokoro83_1 昨日は、僕の大好きな家族療法の講義で、テーマは「解決志向アプローチ(SFA)」でした。ご存知の通りSFAには、ミラクルクエスチョン、スケーリングクエスチョン、サバイバルクエスチョンなどの興味深い独特な質問技法があり、発表者も聞き手も「やっぱりSFAって面白いよね」などと和気藹々と笑いの絶えない講義になりました。

家族療法/ブリーフセラピーを学んでいると、その斬新な考え方や魔法のような技法による治療効果に魅了され、ついつい「家族療法/ブリーフセラピー万歳」のような思考パターンに陥りがちですが(僕もそうでしたが)、技法が入り、短期に問題が解消するのも、その前段階である「ジョイニング」に大部分が拠っていることは言うまでもないでしょう。

さて、この「ジョイニング」とはロジャーズがいう「受容・共感」とどのような関係があるのでしょうか。

『こころの科学83p82-88』<支持としてのジョイニング>にて。

東先生はジョイニングを「治療期間中に見られるセラピストの来談者への波長合わせ」と定義しています。加えて、「ラポールはあってもなくても、どちらでも良い」としています。つまり、「従来から議論されてきた(いわゆる深い)治療者-患者関係のあり方が患者に変化をもたらせる要件であるとは考えていないということである」としています。

さらに、「セラピストが来談者に影響力を持てる立場をキープできているかどうかといったことに尽きる」、「対象者が<支持された>と感じるかがどうかがポイントである」と述べています。

いかにも家族療法っぽい視点ですね~。さっぱりしているというか、ドライというか(笑)。そして僕はここに一つの疑問を持ったわけです。

「では、本当に受容・共感って必要ないの?」と。

そんな疑問に、先生は以下のように答えてくださっています。

ジョイニング最大のコツは「既存のものを問題視し、変えるべきもの・排除すべきものとして扱うのではなく、それを肯定し、受け入れ、支持することで利用可能な資源として扱うことであり、決して単なるテクニックとして記述すべきではない」と。

そして、その背景にあるものとして「受容・共感・支持の精神が欠かせない」としています。

う~む。分かりやすくて納得できますね。僕の疑問に見事に答えてくださっています。

最後に

「家族療法家(すべての精神療法)を志す若い人が、決して技法に走らず、豊かな人間知を身につけることに、まず精進されることを切に願う」

読んでいて思わず頷いてしまいました。当たり前のように思えて意外に見落としてしまっている面かもしれませんね。

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2006年8月27日 (日)

ブリーフサイコセラピー学会 大会2日目

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大会2日目。今日はジェフリー K.ザイク博士の講演&パネルディスカッションです。4時間という長丁場ながら、淡々と、そして適度にジョークを交えながらの講演とディスカッションは、僕にとっても良い経験であり、刺激になりました。講演の詳細は後にアップいたしますが(結構な量なので、少々時間がかかるかもしれません)、やはり、師ミルトン・エリクソンへの情熱、自身のアプローチに対する確固たる自信をひしひしと感じました。

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2006年8月26日 (土)

ブリーフサイコセラピー学会 大会1日目

Ca320001 横浜市立大学(金沢八景キャンパス)で開催中の日本ブリーフサイコセラピー学会 大会1日目に参加してきました。学会は今年、6月の日本家族研究・家族療法学会以来、2回目となります。1日目の今日は400人を超える参加者が集まったということで、どのシンポジウムも教室から人が溢れる盛況ぶり。

僕はその中でも、「ブリーフセラピスト・成長ロードマップ~私はこうしてブリーフを“技化(わざか)”した~」を聴講。

坂本真佐哉先生、高橋規子先生、中島 央先生、原口葉一郎先生がそれぞれ、ブリーフセラピーとの出会いから技化するまでのプロセスをユーモアたっぷりに語るというもの。

インタビューや書籍等で常に感じるのですが、ブリーフセラピストの先生は、やはりどの方も柔軟でユーモラスな印象を受けます。やはり、「直線的因果律」に拠らない家族システム論を受け入れる人間性の表れなのでしょうか、僕が家族療法/ブリーフセラピーに魅力を感じる大きな要因の一つです。

どの先生も技化するまで、「叩かれながらもめげずに努力してきたということ」という点で共通しています。これは何もカウンセリング限らず、ほとんどの事象に当てはまることであると思いますが、改めて気が引き締まりました。

本シンポジウムの詳細は、近日中にアップいたします。

明日は、今大会の目玉、ザイク博士のパネル・カンバセーションです!

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2006年8月13日 (日)

MCR合宿

Tib29_kawajiri01 8月11日~13日、千葉県南房総岩井海岸 「川尻荘」でのMCRの合宿に参加させていただきました。

MCR(メンタルコミュニケーションリサーチ)とは、勉強への動機付けの低い子供や不登校、家に閉じこもりがちな子供さんにどのように接していけばいいかお困りの御家庭に、家族療法/ブリーフセラピーに基づいた心理援助を行う特定非営利活動(NPO)法人です。

僕は今回初ということで、どんな合宿なのだろうと期待と不安を抱きつつの参加となりました。参加者総数30数名、家族コンサルタント、臨床心理の院生、学部生などが参加しました。

感想としては・・・「参加してよかった!」ということ、「幹事の皆様、お疲れ様でした!」ということ、ですね。MCRの定例会(ケース検討会)に行く度に、コンサルタントや他のSTの人間性の素晴らしさにただただ圧倒されるばかりなのですが、合宿では、それがより一層感じられました。

プログラムは主に家族療法/ブリーフセラピーの研修・講義・ロールプレイなどから構成されていたのですが、今回、新たな試みとされるワークショップ(分科会)が非常に有益なものであったと感じています。幹事を務めた院生が中心となり、それぞれキャリア・カウンセリング、発達障害児(者)の支援、認知行動療法の3つが設定し、講義を展開するというもの。僕は認知行動療法ワークショップに参加したのですが、最新の知見をふんだんに盛り込んだ、意義深いものでした。やはり自身の関心領域を講演するということもあり、とても生き生きしていましたね。聴いているこちらも楽しめましたし、なにより、研究に対するモチベーションが向上しました。「自分も頑張らなくちゃ」と。

もう一つ。、心理臨床実践を精力的に積まれている家族コンサルタントによる家族療法面接のロールプレイと、院生を対象とした研修会です。

普段なかなか観ることができない家族コンサルタントの面接を拝見することができました。以前、ブリーフセラピーのワークショップで若島先生・生田先生の面接を見せていただいたことがあるのですが、その時と同様の感覚を憶えました。何か「ドン、と腰をすえて生き生きと」面接を展開していると印象を受けるんですね。もちろん、今まで多くの臨床経験を積まれてこられたということもあるでしょうが、芯が太いというか、ゆるぎない自信を持ち面接をしている姿を見て、非常に頼もしく思えましたし、僕自身も「一歩でも近づきたいな」と改めて実感しました。

さらに、最終日、今度は院生がセラピスト、コンサルタントがクライエントとなり家族療法/ブリーフセラピーのロールプレイを体験しました。実際やってみると、なかなか難しいというのが正直な感想です。「主訴、問題の明確化のためにどう展開していこうか」と、数学の問題を解くように頭をフル回転させていたのですが。

貴重な体験をさせていただきました!

最後に、幹事の皆様お疲れ様でした!!

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2006年7月 2日 (日)

「体験するブリーフセラピー」2日目

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タイトル:DIAMOND WAVE
発売日:8月2日(水)
初回限定盤 【CD+特典DVD / GZCA-5086 / 3,500yen(tax in)】
通常盤 【CD / GZCA-5087 / 3,059yen(tax in)】

今日も昨日以上に盛りだくさんな内容でした。まず、長谷川先生、水谷先生、若島先生による模擬面接が実施されました(なんと豪華な顔合わせ)。具体的には、グループ内で出された事例への公開スーパービジョンのような形になりました。カウンセラー役、クライエント役の方々のロールプレイも素晴らしかったですが、各々の先生方のスーパーバイズも似通ってはいるけれども、やはり先生方の個性がにじみ出ていたように感じられました。加えて、若島先生によるLIVE面接など、とても貴重な体験をさせていただきました。2日で12000円でしたが(かなりお得)、それ以上の価値は十二分にありました!!

小学生の感想文みたいになってしまいましたね(笑)

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2006年5月17日 (水)

教師のためのブリーフセラピー

Kyoushi 自分の好きなバンドあるいはグループの新譜を手にした時と同じワクワク感。購入しました(届きました)~、教師のためのブリーフセラピー

また表紙が可愛いですね~。今回は・・・「教育現場におけるブリーフセラピーの事例と技法を語る!若手心理療法家たちによる臨場感あふれるトーキングセミナー第2弾」

まだ、読んでいませんが、おそらく2時間程で読み終えてしまうと思います(笑)。前作「ブリーフセラピーの登龍門」での対談形式を踏襲し、ブリーフセラピーのエッセンスがユーモアたっぷりに余すところなく紹介していると思われます。非常に楽しみです!

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