2007年1月21日 (日)

リフレイミング、コンプリメント

Henka 最近、面接のロールプレイ、電話相談などに参加させていただいている中で、特に実感していること、それはリフレイミングとコンプリメントです。

リフレイミングとは、クライエントの否定的認知の枠組み(見方)を肯定的なものに変化させること。そしてコンプリメントとは賞賛と訳されるように、相手の労を労いそれを認め褒めることと言えるでしょう。

どちらの技法も面接場面ではよく使われるものですが、家族療法においては、特に重視されています。

まず、率直にリフレイミングというものを考えてみると、それまでクライエントの中での否定的認知(例えば、「何をやるにも時間がかかってしまう」)を肯定的認知(例えば「一つのことをじっくり考えてやることができる」)へと見方を変えるヒントを与えることで、クライエントにちょこっとだけでも、今までとは違う肯定的なものの見方に変わるというのはなんとなく分かっていただけると思います。

なかなか、文章で表すのが難しいですが、リフレイミングを受けた時に感じるのは「確かに、言われてみればそうだよな~、うんうん」という感覚ですね。「キミ上手いこというね~」なんてこころの中で思ったりします(笑い) 実際、カウンセラー役でのロールプレイでも、リフレイミング後のクライエントの表情が気持ち明るくなるのがわかります。

次に、コンプリメント。やはり、まず面接において、心身ともに大変な状況の中、面接に来ていただいた労を労うことは、特に重要と考えており、毎回必ず言うようにしています。ただ、表面的なコンプリメントはクライエントに不信感を抱かせてしまうことになりうるため、注意が必要ですが、エンカウンターのおかげか、共感という意味では、今のところほぼうまくいくやれていることが多いです。クライエントの訴えが重いほど、こちらもそれを切に感じますしね。

なんとなく、感じたことをそのまま文章にしたので、まとまり感がなくなってしまいましたが、こうやって、自分の気持ちを書き留めておくことも重要かなと(笑い)

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2007年1月16日 (火)

修論提出日

Winniethepooh 久ぶりの更新ですね。このところ、冬休みのレポートや電話相談などで、なかなか時間が取れずにいました。ブログというのは不思議なもので、しばらく書けないでいると、ある種の情動の消化不良がとも言うべき状態に陥り、「もたれ」を起きるんです(笑)

そんなわけで、これまでのことをまとめて書こうとも思いましたが、ただの「報告」になってしまいそうなので、面白くないかなと。やはり、その日最も印象に残った出来事を表現するのが、僕としては非常にしっくりくるのです。

今日もありました、印象的な出来事が・・・ズバリ今日は修論の提出日でした(もちろん先輩の)。

年末、年始けにかけての院生室には、なんとも言えない殺伐とした空気が感じられました。提出時間ギリギリまで論文の推敲を重ねる先輩、そしてそれを支える仲間のサポートにとても感動し、僕も食料の提供をしてきました(笑)

率直に、仲間の素晴らしさを再認すると同時に、来年度もサポーティブ関係を築けていけたらなと実感したのでありました。

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2007年1月10日 (水)

エンカウンター合宿 会話分析

Crogers 手元にある手帳を見ながら、今年はおそらく今までの学生生活の中で最も忙しくなると、そして、果たしてやり遂げられるのかというちょっとした不安を感じてしまいました(汗)

そういうわけで、早速、今年一発目の困難(というか作業量の多い)冬休みレポート、エンカウンター合宿の会話分析を感傷に浸りながら遂行中です(笑)

といっても、まだ3分の1も終わっていません(というのも、頑張って文字起こしをしたファイルがクラッシュするという悲劇に見舞われたということもありますが・・・)

ともあれ、改めて会話を振り返ってみると、だんだんと深い自己開示が促進されメンバー間の心理的距離が近くなってくプロセスの中での「感情の共有」、「共感」というものをより深く理解することができてきますね。

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2006年12月27日 (水)

いじめ対策電話相談事業

4772408878_3 真冬だというのに、「この暖かさは何だ?」、まるで春を思わせる一日でしたね。温暖化は着々と進行しているということでしょうか・・・うむ。

今日は来年1月から活動予定の「いじめ対策電話相談事業(いじめ110番)」の説明会に参加してきました。

K県教育委員会(といっても、ほぼ全国的といえるのではないかと)では、平成6年12月より、「いじめ110番」という、いじめに関する専用の電話相談窓口を開設し、児童・生徒からの相談を受けています。

多くは、臨床心理士である教育心理相談員が相談に対応しており、さらに最近のいじめ、およびいじめ自殺に対する社会のニーズ、そして児童・生徒や保護者の多様な生活時間や都合に合ったサービスの提供を実現するために窓口は24時間体制となりました。

この電話相談事業に僕も臨床心理学専攻の大学院生として参加させていただくわけです。いかんせん経験が浅い(というか皆無)なので、少々不安ではありますが、何事も経験ということで頑張ります(汗)

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2006年12月11日 (月)

夫婦面接ロールプレイ

Salvador 12月も中旬、もう1年が終わってしまいますね。特に大学院に入ってからというもの、1週間が3日に感じるほどめまぐるしい日々を送っています。油断していたら、あっという間に修士課程終了です(汗)

月曜日の話題といえば・・・そう「家族心理学特論」です(笑)今日は、夫婦面接のロールプレイでした。テーマは「ジョイニング」。実践に限りなく近いとても有意義なロールプレイとなりました。

以下のは僕が夫、妻、カウンセラーそれぞれの役を務めた例です。今回はセラピストの立場からコメントしようと思います。

夫「お世話になります。なにぶん、私は仕事で忙しいもので、子どものことはすべて妻に任せてありますので、家内からお聞きになったとおりです。」

妻「先生、いつもこれなんですから。この人は自分の責任を取らないんです。いつもならのらりくらり逃げてしまうんです。任せるとか・・・・信頼してるとかいって・・・・(夫に向かって)結局、あなたは父親としての責任を取りたくないのよ。ずるいのよ。」

夫「そんなことないよ。逃げるわけじゃない。適材適所っていってなあ、育児は母親、会社の仕事は父親って具合に自分の適したところで才能を発揮するのが一番効果的なんだ。」

妻「ほんとに、あなたって人の本性は変わらないのね。カウンセリングにくるというんで少しは成長したかと思って気をゆるしていたら、とんでもない間違いだったわ・・・・。」

以後、アドリブ

夫は仕事を理由に育児には消極的、妻はそんな夫に不満を募らせるばかり。

さて、皆さんはどうジョイニングをするでしょうか。

ロールプレイ全体を通して感じたことは、どの組も妻が夫よりも勢力が強かったということ(笑)確かに、例文では夫の方が若干、立場的に弱いですが。

「ジョイニング」のポイントは夫、妻双方へのリフレーミング、コンプリメント。八方美人的な気配りが必要であると感じました。

やはり、一方だけに肩入れしすぎるとあまりうまくいかないと思います。それとやはり、コンプリメントと話のテンポ、声のトーン、顔の表情は重要ですね。面接の雰囲気が徐々に変わっていくのが手に取るように分かりました。最終的にソリューショントークが展開され面接は終了したのでした。

先生からは、ちゃんとカウンセラーのペースで面接が展開されていたことと、コンプリメントに対するお褒めの言葉をいただけました。

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2006年11月27日 (月)

ロールシャッハなども・・・

Rorschach 最近は、専ら臨床心理学関連の記事を書くことが多くなっていますね、不思議と(笑)

面白いのは、音楽関連と心理学関連でアクセスの傾向(アクセス数など)がガラリと変わること。確かにブログランキングでは音楽系と心理系の両方にエントリーしていますから、分からなくはないんですが。

さて、ただいま、明日(すでに今日ですが)、「心理査定」の授業で発表予定のロールシャッハのスコアリング中で、どうも気が散り、ブログに走ってしまったというわけです。

というのも、ロ・テストがあまり好きではないから(汗) 

ご存知の通り、原因探しをしない家族療法の視点が好きな僕にとっては、ロ・テストの臨床的意義は認めながらも、その視点、解釈はどうも・・・という感じなのです。

ブログを書く時間があったら、早くやればと言われそうなので、この辺で(笑)

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2006年11月18日 (土)

小学校の先生方との親睦会

Ca320071 今日は、川崎にて僕が特別支援で参加させていただいている小学校の先生方との懇親会でした。

写真は、川崎に新しくできた巨大ショッピングモールLAZONA。船のデッキをコンセプトとした円形の開放的な造りでした。丁度、中央のステージで中村中(あたる)さんが唄ってました。野外なので、声が抜けてなかなか良かったですね。

かなり多くのお店が出店しており、個人的にまた行きたいと思いました(笑)

普段、時間の関係でなかなかお話することができない先生方とじっくり話せたことは貴重でした。「こういった場合、カウンセラーとしてどう対応するの?」などと質問されることも多く、嬉しい反面、まだまだ勉強しないと、と気持ちも新たにした次第です。なんといっても、学校の現状とその打開策、そしてカウンセラーへのニーズというものを切に感じました。

校長先生を始め、先生方の子どもに対する熱意に、学校に対して、少しでも貢献できたらなと思いました。

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2006年11月17日 (金)

中間発表終了!

やっとブログが更新できました~。というもの、本日が、修士論文の中間発表だったから(笑)

テーマの選定段階で紆余曲折はあったものの、I先生、T先生のご教授のおかげで、当面の研究テーマが明確になり、将来のビジョンが見えてきました!

そのせいもあってか、自信を持って発表に望めましたね。また、他の人の発表へのフィードバックによって、自分の研究を客観視できますし。

今後の目標は、さらなる先行研究の読み込みと、研究手順の具体化に加え、研究協力者(対象者)施設との関係づくり。

まぁ、焦らずいきましょう(笑)

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2006年11月13日 (月)

ミルトン・エリクソンが残したもの。

4931199755 無事、戦略的家族療法の発表を終えました。

本日の発表については何度かブログに書いています。というのも、「家族心理.com」のメインスタッフとして携わっている関係上、自分としては「より具体的で分かりやすい発表を」とかなり前から、意気込んで(心配して)いました(笑)

戦略派の発表となると、Jヘイリーなのですが、やはり彼に多大なる影響を与えたM.エリクソンを抜きにしては語れません。当然、発表では、ほぼエリクソンの紹介に終始しました。

なんといっても、彼のクライエントに対する考え方・姿勢にとても共感できるから。

有名な「すきっ歯の女性」の事例や彼のクライエントに対するポジティブかつ柔軟な姿勢、そしてユーティライゼーションの精神を感情を込めて、余すところなく伝えられたと思います。

それが伝わったのか、先生からは「拠り所(目標)となる人物に出会えてよかったですね」と、そして仲間からは「暖かな気分になった」等と言われ、とても嬉しかったですね!

ますます、エリクソンが好きになりました。

さあ、次は中間発表だ!

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2006年11月12日 (日)

逆説技法のメカニズム

Haley 本日、本当はMCRの定例会に出たかったのですが、色々と課題(中間発表のレジュメ作成等)を抱えておりまして、そちらに集中ということでお休みさせていただきました。おかげさまで、なんとか見通しがつきそうです(それでも決して余裕ではありませんが)。「今日は何時間寝れそう」などとふと考えてしまいます。

大学院生としては健全な生活パターンでしょうか(苦笑)

さて、明日は「家族心理学特論」で戦略的家族療法の発表なのですが、技法について疑問が一つ。

ずばり、逆説技法の治療メカニズムについて。

レジュメでは、とりあえず

「変われ」と「変わるな」という相反する二重のメッセージに直面したクライエントは変化しないことによって変化を要求されるという逆説的な状況におかれる。

とまとめては見たものの、イマイチ良く分からない。確かに逆説的な状況に置かれることで、クライエントの行動は別の方向に変化するかもしれなませんが、具体的なメカニズムを考えるとなんだか混乱してきます(笑)

クライエントの行動を変化させるための、超絶テクニックの一つと考えるほかないのでしょうか。

う~む。

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